スケープゴート
あまり使いたくない言葉ですが「身代わり」のことです。
プロジェクト崩れが発生すると、スケープゴートを作って自分は逃げようとする自己保身の人間がまれにいます。
この時、スケープゴートにされ易いのはPM(プロジェクトマネージャ)です。
プロジェクト崩れが発見されるのは、試験等の後半に多く手遅れになるケースもあります。
しかし、崩れは急に発生するのではなく徐々に悪化し、あるタイミングで発覚することになります。
実際プロジェクトを担当している人は、実は早い段階から「おかしいぞ・・」と気付いていることが多いのです。
崩れが発生してから騒ぎ立てたり、スケープゴートを仕立てるのは、母体組織の長であることが経験から多いです・・。
よくプロジェクトを機関車に例えます。
スタート段階では、母体組織の長も入って機関車をレールの上に乗せ、走り出すのを見守ることが大切です。
子育てと同じですね!
ソフトウェアの保守性・・
先日、このテーマで社員と少し議論をしました。この手の話しは、暗黙知の世界が多く、範囲を限定して話しをしないと発散してしまいます。
我々は、ソフトウェアを設計し、お客様に納品するまでは、多くのパワーを掛けます。また、管理手法もいろいろな物があります。しかし、開発以上にコストと時間を掛けている「ソフトウェア保守」についてはあまり関心が無いようにも見えます。
納品後に発生する要求に対し、いかに容易に対応できるようにしていくか・・という「保守性」についてはソースコードだけでなく、ドキュメントなども重要になります。
もう一つ重要なのは、ソースコードをいかに読みやすくするかという「可読性」という面も重要です。また、属人的なものをいかに排除していくか・・も大切なポイントとなります。
何か属人的な物ではなく、新たなメトリックス(物差し)が必要な気がしています。
難しい課題です・・。
偉大なる先輩
当社の前身は、手回し計算機の販売を手がける「ビジコン(当時は日本計算機販売と言っていた)」という会社です。
現在のように電卓やコンピュータ等は無い時代ですから需要も多く、先輩が「ボーナスが立った!」と自慢していたのを覚えています。
ビジコンがアメリカのインテルに発注したのが世界最初のマイクロプロセッサ(MPU)「Intel4004」です。
その時の開発者の一人が、当社の大先輩である「嶋 正利(しま まさとし)」さんです。(1970年頃の話しです)
嶋さんは、その後インテルに移られ現在も使用されている「x86」の先祖であるプロセッサーをいくつか作られています。
その中には、皆さんも良くご存じの「Z80」等も含まれます。
嶋さんが最初に設計された「Intel4004」は、トランジスターが2300個という集積度でした。当時のトランジスタラジオが5石程度でしたから、いかに凄い事だったかがうかがい知れます。
また、現在主流となっている「Corei7」はトランジスターの数が7億7400万個ですから40年間でもの凄い進歩がありました。この分野では「ムーアの法則」が有名ですが、嶋さんの功績はそれを上回るものです。
正しく現在の「デジタル時代」の幕開けのタイミングを作られた嶋さんを先輩に持ったことは本当に誇りです。
ところ変われば・・
箸袋に書かれていました。
標準語で『ありがとう』を各地の方言で言うと・・
(北海道)ありがとう/(青森)ありがとうごす/(秋田)ありがとさん/
(岩手)ありがとうがんす/(山形)もっけ、ありがとうさん/(宮城)ありがとうがす
(福島)たいへん、してもらって/(長野)ありがとうござんす/(愛知)ありがとうさん、おおきに
(岐阜)きのどく、うたてー/(新潟)ごちそうさまです/(富山)ごちそうさま、きのどく
(石川)きのどく、ようした/(福井)おおきに、きのどく/(大阪)おおきに
(兵庫)おおきに、ありがとうおます/(鳥取)だんだん、ようこそ/(岡山)ありがとうござんす
(広島)ありがとうあります/(山口)たえがとうございます/(徳島・高知)たまるか
(愛媛・島根)だんだん/(長崎)ありがとうござす/(佐賀)おおきに
(宮崎)おおきに、だんだん、かたじけない/(熊本)だんだん、ちょうじょう
(鹿児島)ありがとうごわす/(沖縄)にへーでーびる/(宮古島)たんでぃがーたんでぃ
私の郷里(長野市)では、「あんと」と言っていたと思います・・
「こんな沢山のお菓子をあんとな・・」ってね(^^;