かって気ままに ・・・

還暦を過ぎたITエンジニアの独り言。

かって気ままに

「Timekicker rc版(1.8.00.0 rc3)を公開しました」

Timekickerは、ネットワークを介してコンピュータの時計を世界中のインターネットタイムサーバー(NTPサーバー)と同期する機能を提供するシンプルなユーティリティです。

インターネットに接続すると、Timekickerを使用してネットワーク経由でローカルコンピューターの時刻を同期できます。
特長は、次の通りです。
・NTPサーバーは、複数登録することができます。
・時間の取得に失敗した場合、NTPサーバーが自動的に切り替わります。
・WSJT-X/JTDX等のデジタル通信用ソフトウェアで、相手局のDTがずれていても簡単な操作で相手局に合わせることができます。

詳細・ダウンロードは、次のサイトからお願いします。
http://www.avsoft.jp/ 

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Timekickerの設定画面

 

「話題のNanoVNAを使ってみた」

アンテナの性能を表す指標の一つにSWR(VSWR)があります。
日本語で言うと定在波比といいます。
詳細な説明は省くとして、限りなく1に近い程良いアンテナと言われています。

SWRの数値を測るには、アナライザーという測定器を使います。
大体5〜10万が一般的機種の値段ですが、使用頻度から言うと高い買い物です。

数年前からアマチュア無線仲間の間で話題になっているのが、NanoVNAです。
これは、中華製で7000〜13000円で売られています。

中華製ですが、元々は日本人の高橋知宏さんが開発した物です。GitHubソースコードや回路図を公開していた物を中国企業がクローンを作り、現在に至っています。

高橋さんが、ビジネスにしていたら、今頃は凄い事になっていたと思います…。
写真は、NanoVNA本体、実際に使っているアンテナ(V-2000)を測定した物です。

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「社会人スタートの地」

三菱に入る前、こちらの本社ビル3階でFACOM V0(ブイゼロ)のハードウェア設計をしていました。
最近話題のスパコン富岳は、この工場で製造されました。
青春時代を過ごした明和寮は、今は使われていない様です。


◇FACOM V0は、こちらのサイトからご覧いただけます。

◇プロフィールの経歴は、こちらから参照できます。

 

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PFU本社社屋

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明和寮

 

「ホームページをリニューアルしました。」

新しい製品リリースを機に、ホームページを新しくしました。

プロフィール、ブログへのリンクも入れています。

時間のあるときにご覧ください。
URLは次の通りです。

www.avsoft.jp

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トップページ

 

「Timekicker rc版を公開しました」

Timekickerは、ネットワークを介してコンピュータの時計を世界中のインターネットタイムサーバー(NTPサーバー)と同期する機能を提供するシンプルなユーティリティです。
インターネットに接続すると、Timekickerを使用してネットワーク経由でローカルコンピューターの時刻を常に正確に維持できます。

特長は、次の通りです。
・NTPサーバーは、複数登録することができます。
・接続中のNTPサーバーから正しく時間の取得ができなかった場合、NTPサーバーの設定に従ってサーバー切り替えが自動的に行われます。
・WSJT-X/JTDX等のデジタル通信用ソフトウェアで、相手局のDTがずれていても簡単な操作で相手局に合わせることができます。

詳細・ダウンロードは、次のサイトからお願いします。
http://www.avsoft.jp/

 

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Timekickerの設定画面

 

「技術の継承」

製造現場では高い技術を持った社員(いわゆる匠)の定年による退職が問題になっています。これと同じ事がIT業界でも起こっています。
・システムの開発者がいない…。
・ドキュメントは有っても、内容が古く信ぴょう性がない…。

この様な問題がクローズアップされるのは、システムのバージョンアップのとき。自社の開発したシステム、他社の開発したシステムを問わずに…。
プロジェクト崩れが発生するのは、この様なケースが多いんです。

品質管理、納期管理、コスト管理…も大切ですが、「技術をいかに継承して行くか…」もこれからは大切だと思っています。

「フロントローディング」

品質を上げるには、「徹底的な試験をすればいい!」と思っている人がいるかも知れない・・。
しかし、物作りプロセスにおいては、不具合発生による設計変更は、それが下流の工程で見つかるほどコストと時間が必要になる。
また、一般的に製品コストの大部分は設計の初期段階で決まってしまうため、その後の価格低減の余地は小さいといえます。

ソフトウェア設計では、お客様からの要件からスタートします。
「何をしたい・・」「こんな時は、この様な処理をする・・」等など

ソフトウェア開発のプロセスではこの段階の作業を「要件定義」と言います。
この要件定義を含めた上流工程の出来不出来で、最終的製品の品質が決定されると言っても過言ではない。

近年、製品開発の初期工程にリソースを集中的に投入し、コスト・品質を作り込む活動が盛んになってきています。
これが「フロントローディング」です。

これを数値に表したのが、フロントローディング率。
製造する製品によっても異なりますが、あるメーカーでは、80~90%と言うところもあります。
ソフトウェアの世界でも、パラダイムシフトが起きることを期待したい。